- Toshiaki Komatsu
- 更新日|2009/09/11
会社設立の志【2】 スモールビジネス、サステイナブルビジネス
今回は、「リクルーターズが目指す、理想の人材紹介サービスの形」について、
少し書いてみたいと思います。
現在、人材紹介サービスには、三つの大きな問題があると思っています。
ひとつは、「売上の拡大」を目指して「サービスが落ちる」問題。
そしてもう一つは、「業務を効率化」して「サービスが落ちる」問題。
最後に、「優秀なコンサルタントが辞める」ことで、「事業が安定しない」問題。
適度な業務の効率化、売り上げの拡大ならいいんです。
ただ、その適度というのが、実に難しい。
人材紹介会社が、業務を分業化して「大量採用」、「スピード受注」を目指した
姿が、主に大手に見られる人材紹介サービスの分業体制です。これに伴い、
RAとCAの大量採用が進み、コンサルタントの若年化と経験・スキル不足と
いう現実を招いています。
結局、人材ビジネスが高マージンであることに目をつけて、サービスを陳腐化
させても、大量に求人と人材をさばけるように作り上げたビジネスモデル
そのものが、今、人材紹介の経営を圧迫させているのです。
「リクルーターズが目指す、理想の人材紹介サービスの形」とは、
「人材ビジネスをスモールビジネス、サステイナブルビジネスにしよう」
という発想。
具体的には
☆売上の拡大を必要としない
⇒ 必要なだけ、安定した売上をあげる工夫をする
☆業務の効率化を必要としない
⇒ 求人企業と求職者に望まれる、質の高い仕事をする
☆優秀なコンサルタントが辞めない
⇒ やりがいや自由度、満足度を重視する
こんな「人材紹介サービスの形」を作りたい、そう真剣に思っています。
僕自身、せっかく10年も人材紹介業界で働いてこれたのだから、
これまでの経験と知恵を使って、しっかりと先読みをして、具体的な
パッケージにして世の中に提案します。
次回、もっと詳しく書きます。