- Toshiaki Komatsu
- 更新日|2009/09/17
会社設立の志【3】 ギャンブラーの世界を変える
人材コンサルタント=ギャンブラー
ちょっと刺激的な指摘かもしれませんが、コンサルタントが置かれている状況は
まったくもってギャンブラーそのものです。
ラスベガスのような本格的なカジノに行ったことがある人はリアルに想像してほしい
のですが(行ったことがない人もぜひ想像してください)、コンサルタントの行動は
まさにギャンブラーに近く、ようは「鼻を利かす」必要があります。たとえばですが、
☆ 得意なゲームを選ぶ
→ ルーレットが得意なら、地道にルーレットで稼ぐ
(気まぐれで、あまり得意ではないポーカーで勝負すると、それまでの稼ぎを
一瞬で失う)
→ ディーラーの雰囲気、カードさばき、客の勝敗をよく観察して、自分が勝てそう
な台を選ぶ (適当に台を選ぶと、後で痛い目に会う)
→ 勝てないときは、引き際が肝心
(いつまでものめり込むと、お金と時間をロスするし、稼ぎ機会損失を招く)
これらのギャンブラーとしての基本を、少し読み変えてみましょう。
☆ 得意な業界、職種を選ぶ
→ 経理案件が得意なら、地道に経理案件で稼ぐ
→ クライアントの雰囲気、募集背景、採用経緯、プロセス、募集要件をよく
観察して、自分が成約できそうな求人案件を選ぶ
→ 候補者の提案をしてもうまくいかないときは、引き際が肝心
このとおり、まさにコンサルタントに必要な素養とぴったりあてはまります。
ビジネスとしてとらえた時に、コンサルタントには、まさにギャンブラー的な
ものの考え方が求められていることは疑う余地がないと思います。
私はギャンブラーたちが働く今の人材紹介会社のありようは、そのギャンブラー
たち自身にとっても、あまり理想的な状況ではないと思っています。
ギャンブラーたちが手を組むためには、それなりの自由度が保たれた上で、
しっかりとした紳士協定、そして勝つための戦略が必要であり、そうしたまったく
新しい人材紹介の形をつくることを目指して、リクルーターズという会社を
始めました。一歩一歩準備を進めていますが、今、私がリクルーターズとして
取り組んでいることはすべて、そのビジョンに結びつくものです。
「点」を「線」で結ぶ時が、もうすぐ来ると思います。
リクルーターズとご縁のある方々、ぜひ一緒に新しい人材紹介の時代を
作っていきましょう。